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ベネフィットグループ代表でベネフィット税理士法人・代表税理士の田崎です。
スタッフを叱る時って、悩みませんか?
例えば、
人前で言った方がいいか、他のスタッフのいないところで伝えた方がいいのか、
その場で言った方がいいのか、熟考してから伝えた方がいいのか、
そもそも、言った方がいいのか、言わない方がいいのか、とか。
そもそも他人を指導したことなんてないし、親や先生からもずっと、「怒っちゃダメ。」って、しつけられてきたから、
どういうふうに他人に伝えたらいいかなんて、分からない。
僕が、「経営者」になってから、ずっと悩んでいることの一つです。
先日も、僕、スタッフに説教しました。
僕はどうも短気の部類に入るらしく、確かに「諭す」とか「叱る」というより、「キレる」に近い。
自覚症状もあります(笑)。
もちろん、相手や内容にもよります。
相手が新人であったり、考えた上での行動であれば、「あー、そうか。次から気をつけろよ」で、終わりにするのですが、
相手がそれなりの人間で、あまりにくだらない言動だと、僕は叱りとばします。
言いたくないことまで、言わなければならない。
本当に、こちらの心も痛みます。
これで正しいのか?本当に悩みますよね。
そんな時、こんな記事に出会いました。
それは、かの松下電器(現パナソニック)創業者、松下幸之助氏の話です。
松下氏が、ある経営者から、こう問われました。
「自分はついカッとなって従業員を叱ってしまうのですが、叱るときは冷静に話す方が効果的でしょうか?」
それに対する答え。
「商売を熱心にやって、命をかけていたら、ある場合は、どなることも自然に起こりますよ。それをこらえる人は、よほど聖人か君子ですよ。
聖人君子すぎて、結局、力がないということでしょうな。(笑)
どんどん口角泡を飛ばして怒るくらいの意気が、一面なければいけませんね。」
事実、若き日の松下氏に直接仕えた幹部の人達は、誰もがすさまじい勢いで、激しく叱られているそうです。
関連会社、三洋電機の副社長まで務めた後藤清一氏は、工場長時代に、大切なことを報告しなかったとして厳しく叱られているそうです。
冬の寒い日の夜遅く、自宅に呼び出され、真っ赤になったストーブをガンガン叩きながら、「お前は社長か?社長はわしや!」と深夜まで叱られ、火の熱さとその叱責で、貧血をおこして倒れたそうです。
また、電池工場の企画課長は、なかなかスイッチを開発できず、松下氏から、「君はいったい何を開発してくれたのか。返してくれ!返してくれ!給料返してくれ!」と手を差し出しての激しい叱責を受けたとのこと。
ところが、松下氏に直接叱責された人達は、それぞれがそのことを自慢にし、誇りに思っているということです。
まあ、相手が、かの松下幸之助だから、というのもあるかもしれませんが(笑)。
また、時代の違いもあるので、そのまま真似するのがいいとは言えません。
この「叱る」ということについて、僕は、ずーーーと悩み続けているのですが、ある時から、一つだけ基準を置くようにし、その基準に従って、叱るようにしています。
それは、「本当に、相手のことを思ってのことか?」ということです。
もし僕が自分勝手に怒っていたら、それは単なるバカです。ただのパワハラです。
でも、それが、人として、あるいは、この道のプロの言動として、おかしいと思えば、躊躇なく叱ります。
なぜなら、その人のこれからの人生を考えたら、改善したほうが絶対その人のためになると思うから。
僕は、そういう基準で叱っています。
正しいかどうか、いまだよく分かりません。もし、違う意見があれば、ぜひ聞かせてくださいね。
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美容室と美容師さんに詳しい、ベネフィット税理士法人の伊澤真由美が主導する、融資サポートサービスはこちらです。